精神科

精神科とは

精神科は統合失調症やうつ病などの内因性疾患を代表とする心の病を中心に治療をする診療科です。
例えば、こんな状態の時はありませんか?

突然、不安な気持ちに襲われその原因も分からず、ひどい動悸やめまい、多量の発汗等の自律神経症状を引き起こし、『このまま倒れてしまうのではないか?』『意識不明になってしまうのではないか?』と、どうしようもない不安感が頭から離れないとき・・・

これはパニック発作と呼ばれ、“不安神経症”という病の主症状であったりする場合もあるのです。なんとなく毎日、気分がすっきりしない。気分転換をしても、ゆううつな気持ちが晴れなかったり、何をしても楽しくなかったり・・・

死にたいと思うほどまでに思いつめてしまうくらいゆううつ感が強いとき・・・そのような場合は“うつ病”という病の可能性があります。

精神科で診察・治療ができる病気は?

幻聴や、妄想等の異常体験を伴った思考・感情障害の顕著な状態像であったり、これらのために意欲低下となり日常生活がおくり辛くなって人格変化にまで至るようになる場合もある統合失調症、主にストレス反応が様々な症状として身体に現れる心身症、こころの悩みや不安が心身に不調を引き起こす神経症等。

その他の病としてアルコールや薬物の乱用が原因となって起こる薬物性精神病や、知的障害・自閉症等の発達障害、更には登校拒否や出社拒否等も精神科で診療・治療ができる病です。

当院の精神科治療について

当院では、通院されている全ての患者様を対象に精神療法と薬物療法を行っております。

精神療法とは、患者様が普段不安に思っている事や患者様の悩みに耳を傾け、日常生活のちょっとしたアドバイスや病気との付き合い方、患者様ご自身の気持ちの持ち方等を、医師や心理学の専門的知識を持った『臨床心理士』等の専門スタッフがカウンセリングを行なうことで患者様と一緒に病気に向き合っていく治療法のことです。

また、家族関係や人間関係、経済的な問題を抱えて悩んでいる方、精神疾患をお持ちのご家族の事でどこに相談したら良いか分からない等の悩みをお持ちの方には、ソーシャルワーカー(精神保健福祉士)という専門スタッフによる医療相談も行っております。