当院は2022年5月に開院50周年を迎えることができました。
50年間という長きに亘りまして地域に根差した運営を続けることが出来ていることは、これもひとえに当院をサポートしていただいているすべての皆様のお力添えのおかげとこの場をお借りして深く感謝申し上げます。
当院は前身となる病院からはじまり、1972年5月に『医療法人 起愛会』として設立し県北地域の精神科医療を担うべく半世紀に渡り運営に尽力してまいりました。
病院理念であります、『自然を愛し、人を愛し、地域に根差した病院』としてあるべき姿を体現するため、宇佐の美しく豊かな自然に囲まれた最高の療養環境の中で、不安や困りごとを抱えるすべての患者さんに寄り添う姿勢を大切にしながら、愛のある医療の提供と、地域の皆様に愛される病院として職員一丸となってその職務にあたっております。
昨今では国の精神科医療に対する方針の変化や新薬の登場など精神科医療を取り巻く環境は日々、目まぐるしいスピードで変化しております。
当院では地域の患者様のニーズに合わせて、外来治療から入院治療、退院後の生活のサポートまで、一人ひとりに寄り添う医療の提供に努めております。また、地域の他の病院・施設の皆様や行政との連携も図りながら、今後も患者さんそれぞれに今まさに必要なことに合わせて幅広く柔軟に対応できるように体制づくりを整備していく所存でございます。
精神科というと少し敷居が高く感じる方もいらっしゃるかもしれません。
なにかと先行きが見えないこのご時世で、ちょっと体調を崩してしまうことは誰にでもあることです。そんなときこそ、『不安だったけど宇佐病院に相談して良かった。』そう感じていただけるような病院でありたいと思います。